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大学院 国際文化研究科(修士課程)

多文化共生社会で活躍できる人材になろう。

 グローバル化が進み多文化共生が謳われる現代社会で活躍するためには、異文化に対する理解が不可欠です。社会の各方面では、外国文化に通じ、異なる価値観や習慣を相互に認め、他者との良好な関係を構築することができる人材が必要とされています。愛知文教大学大学院国際文化研究科国際文化専攻(修士課程)は、比較文化的視点、多文化共生的視点を基礎として東アジア、南アジアなどのアジア文化、そして日本文化を研究する独自のカリキュラムにより、この要請に応えます。

2024年度大学院 国際文化研究科(修士課程)募集要項のデジタルパンフ

学びの特色

  • 1
    研究指導
    指導教員がそれぞれの学生に対して学修と研究の指導を行います。科目履修の指導、個々の学生の研究に関する指導、そして修士論文作成の指導を中心に、毎週(大学休業期間を除く)研究指導の時間を設け、高い研究能力を養成します。
  • 2
    研究基礎科目
    研究の基盤となる知識・能力を育成する科目群です。「研究倫理・方法論」、「異文化理解基礎論」、「多文化共生論」などの必修科目を通して、平等性、双方向性の視点で異文化を理解し、多文化共生社会において活躍する能力を養成します。
  • 3
    言語・文化研究科目
    原典や専門文献などの演習や講読、講義により専門的知識を獲得する科目群です。「アジア社会文化研究」、「アジア社会生成論」「日本歴史文化研究」、「日本文学研究」などを通して、専門的な研究能力を養成します。また、「比較文学文化論A」(日本・中国)、「比較文学文化論B」(日本・欧米)を選択必修とし、比較文化的視点をも養います。
  • 4
    関連科目
    文化の多様相に関する理解を養成する科目群です。中国や日本、南アジア、東南アジアなどの歴史や文化の諸相や、日本語教育などについて学び、自身の研究対象領域に限定されない幅広い専門知識を得ることを目的としています。

研究科長メッセージ

 国際化が進行し日常的に外国人との接触が生じている現代社会においては、異文化をより良く理解し、多文化共生が可能な社会を形成するための高度な知識とコミュニケーション能力が求められています。本学大学院は、このような現代の社会的要請に対応するために、比較文化的視点、多文化共生的視点を基礎として総合的な教養に裏づけされた文化研究を行うカリキュラムを展開しています。学生は東アジア文化、南アジア文化、日本文化のいずれかを選び、研究を行っていきます。

 平等性、双方向性の視点で異文化を理解し、多文化共生社会において活躍する真の国際人を養成し社会に貢献することが本学大学院の使命であり目的です。異文化に向き合うことは、自身が慣れ親しんできた日常や常識を問い直していくことに繋がります。そのような問いこそが、個別的特殊的な文化理解を出発点としつつも、それを超えた普遍的な人間理解を生み出し、グローバリゼーションの中にあっても近視眼的な利害にとらわれない、真に人類の幸福に資する確固とした知識を形成するものであると考えます。また、研究指導教員を始めとする大学院担当教員との濃密なコミュニケーションは、学生諸君が自らの意見を表明し社会に貢献していくための真のコミュニケーション能力を培うものと思います。学生諸君と本学大学院でともに学び、ともに社会に貢献できるようになることを願っております。

修士論文テーマ

  • 名著の文化産業における「三国志」からの文化再創造についての研究-日中両国のテレビ、映画、マンガ、アニメコンテンツ産業の比較を中心に
  • The Ideas of Poverty, Love, Empire, Friendship and Arrogance ―On Oscar Wilde's "The Happy Prince and Other Tales"―
  • 日本語の授受表現 ―ビジネス文書での「くださる」と「いただく」について―
  • ベトナムにおける和菓子の受容と普及

大学院修了後の進路

  • アジア文化や日本文化への深い造詣が求められる企業や報道機関など
  • 多文化共生社会の実現を目指す官公庁、地方自治体の国際交流担当部局や、NPO、種々の調査機関など
  • 国内外の大学院博士後期課程への進学及び諸機関における研究者など

修了生の声

将来日本で仕事をしたいという希望を持って、私は4年前、日本に来ました。卒業前の一年間の努力が実り、現在中部国際空港でグランドスタッフとして働いています。振り返れば、1年前の私は、まったく就活活動の素人でした。なにから始めればいいのかすら分からない私は、大学のキャリアセンターの先生から助言をいただき、はじめて名古屋にある外国人雇用サービスセンターに通うことになりました。それから、就活に関するゼミナールに参加し、履歴書の書き方や、面接でのマナーなどの知識を身につけました。修士論文作成やアルバイトをしながらの就職活動は大変で、挫けそうになった時期もありましたが、指導教授からの「失敗するのは必ずしも悪いこととは限らない、自信を持って頑張ってください」という言葉に励まされ、諦めることなく頑張ることができました。そして、もう一度自分を分析し、自分に合う仕事を探して、私の強みである語学力を活かせる空港での仕事に就くことができました。就職活動の間には挫折感を感じたこともありましたが、先生や友人たちのおかげで困難を乗り越えることができました。これからも、今まで鍛えてきた言語能力やコミュニケーション能力を活かして、もっと大きな夢を実現できるように頑張っていきたいと思います。

2016年3月修了
陳 邦叙さん