中島 淑子 (Yoshiko NAKASHIMA)

准教授

学位: 修士(教育)
略歴:名古屋大学 教育発達科学研究科 博士過程 前期課程 修了
専門分野:教育方法学
研究課題:算数科の量の学習における概念的な理解と操作活動
     自主的な研究サークルにおける教師の学び    
中島 淑子

研究業績

【著書】
・「小学校『長さの学習』における概念的な理解と操作活動」(2013),「授業研究と授業の創造」,的場正美・柴田好章編著,渓水社

【論文】
・「子どもの思考を反映した教授介入:割合の概念的理解の保持について」(2015),共同研究(栗山和広氏・吉田甫氏),日本教育心理学会総会発表論文集(57)
・「子どもの論理を反映した教授介入:割合の認知的障害に及ぼす効果」(2014),共同研究(栗山和広氏・吉田甫氏),日本教育心理学会総会発表論文集(56)
・「子どもの発言に内在する授業諸要因の抽出に関する事例研究」(2014),共同研究,名古屋大学大学院教育発達科学研究科(教育科学)(59-1)
・「長さ,かさ,広さの任意単位による測定を通して拡張される概念」(2010), 日本数学教育学会,第43回数学教育論文発表会論文集(2)
・「小学校低学年「長さ」における操作活動と概念の拡張」(2009),教育方法学研究(35)

【発表】
・「自主的な研究サークルにおける日本の教師たちの学び」(2014),世界授業研究学会(WALS)インドネシア大会(インドネシア教育大学)
・「長さの測定学習における手続き的な知識と共に形成される概念的な理解」(2013),世界授業研究学会(WALS)スェーデン大会(ヨーテボリ大学)
・「『量の測定』における操作活動と概念の拡張」(2012),世界授業研究学会(WALS)シンガポール大会

【研究テーマ】
小学校算数科では,長さ,面積,体積,時間,重さ,角の大きさ,速さなどの学習が行われていますが,ものさしの目盛りの左端を,0ではなく1として1cm長い測定値とする誤答,2時45分を3時45分と読む誤答,180度以上の角度α度を(360-α)度とする誤答がみられます。これらの原因は,測定技術が未熟なことによると考えられがちですが,始点から連続的に変化するという量の連続的可変性が理解されていない点にあると考えます。長さは,始点から一方向に連続的に増加しますが,時間と角度は,始点から回転しながら連続的に増加します。そして,連続的可変性の理解には,少しずつ量を増減させる構成的な操作活動が有効です。長さ,面積,体積,時間,重さ,角の大きさ,速さ等の学習において,連続的可変性の性質に基づいた構成的な操作活動の有効性を明らかにすることが研究テーマです。
 また日本では,自主的な研究サークルに属して学習をした教師が多数おりました。そこで,どのように教師の専門性を高めてきたかを明らかにしたいと考え研究に取り組んでいます。

2016.4.1現在。
著書に関しては主なものを、その他の業績に関しては直近5年間のみを掲載しております。