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新型コロナウイルス感染症に係る秋期授業対応について

愛知文教大学学生・保護者の皆様へ

愛知文教大学学長 富田 健弘

新型コロナウイルスの感染者数は、一端収束するようにも見えますが、現在も油断の成らない状態です。名古屋市のみならず、本大学が所在する小牧市においても慎重に行動する必要があります。とりわけ感染経路が不明なケースや若年層への拡大、教育現場におけるクラスター発生等により、感染予防に向けて引き続き努力が求められております。

 本大学では、新型コロナウイルス感染症の感染予防に努めることで、春期全ての授業において対面授業を停止し、学びを止めない観点から、いち早く遠隔授業による対応を行って参りました。さらに春期試験もオンラインで実施いたしました。唯一再試験のみは、少人数クラスに分け、分散、時差登校を行うなどして、3つの密を徹底的に回避するなどクラスター発生リスクを下げたうえで実施いたしました。

 秋期について、通常授業に戻すためには、ソーシャルディスタンスを十分に確保し、講義室の収容人数を減ずるなどの安全な修学環境の提供が不可欠です。しかしながら、すべての授業においてこれを履行するのは、大変難しい状況にあります。

 通常の対面授業の実施を切望されている学生さんも少なくないと思いますが、こうした状況に鑑み、学生及び教職員の健康と安全を第一に考え、秋期についても、遠隔授業を継続するとともに、演習を含めた一部の授業科目においては、感染防止対策を講じた上で対面授業により実施することといたします。本学ではこれを「ハイブリッド型」と称します。今後感染状況を見極め、出来る限り早期に通常授業に戻すつもりです。学生の皆さんには大変申し訳ありませんが、準備の整った授業から対面授業に移行します。ご理解下さい。

 具体的な授業の実施方法につきましては、今後ポータルサイトで発表いたしますので確認してください。

 また、秋期の授業開始に向けて、以下の点にご留意願います。

(1)毎朝の検温等による体調管理の徹底をお願いしておりますが、学生昇降口にサーモグラフィーを設置いたします。登校時には必ずチェックを行い、マスク着用、手洗い・手指消毒などを励行してください。体調不良時には出席を見合わせ、事務局へ連絡をしてください。欠席が不利益とならぬよう対応いたします。

 なお授業時以外にもキャンパス内および通学・帰宅時、さらには日常生活においても感染防止対策を心がけてください。

(2)全学生を対象に、PC環境の整備や通信費の支援のため臨時奨学金を給付いたしました。スマートフォンだけでは十分に授業は対応できません。遠隔授業をより有効に活用するためには、PCやタブレット端末を用意するなど、学習環境の整備に努めてください。

(3)出校して受ける対面授業の前後に、オンライン授業が組み込まれている可能性があります。そのような場合に備え、大学としても履修環境の整備に努めますが、可能であればノートパソコン等やイヤホン・マイクを持参して出校されることをお勧めいたします

(4)新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変し、経済的に秋期の修学継続が困難な学生に対しまして、(「学びの継続」のための「学習支援緊急給付金」制度)等を利用して下さい。該当する方は事務局学生課へ申請手続きを行ってください。

 

大学教職員一同、学生の皆様とともに、強い意志を持ってこの困難を乗り越え新しい時代を築いていく所存です。皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

                                  2020年9月4日

                                     以 上