自己探究分野

“成果を出し
挑戦し続ける
人間力”を養う。

授業風景

人文学への理解を深めたり、教養を広げたりしてベースを固めつつ、自分だけのテーマに向けて専門的な学びを深めながら探究活動を行います。

自分の学びは、自分で決める。

自分と向き合う機会を通して、に「語学」「イベント」「学内制度」「地域貢献」「産学連携などの 分野の中から 探究したいテーマを決めます。 Seedsコンテストに向けた取り組みや、多文化共生プログラムでの異文化体験、 人文学への理解などを経て、「成果出し挑戦し続ける人間力」を養います。

自己探究と「ことば」の学びのイメージ

履修科目(2024年度)

履修科目(2024年度)の4年間
江口 直光 教授の写真
副学長/人文学部長
江口 直光 教授
「世界」は決して遠い場所ではない。
愛知文教大学では単に語学を学ぶのではなく、文学や歴史、社会など世の中のさまざまな現象を「ことば」を通して学問し、世界との関わりを持つことを重視しています。世界と言っても、遠い場所のことではありません。例えば学生の関心が高い映画やアニメ、音楽など身近にあるサブカルチャーも、視点を変えるとさまざまな世界との密接なつながりが見えてくるものです。
対象を徹底的に調べ、分析し、その成果を発信することは、実はあらゆる企業が求める人材像のベースにつながるのです。大学でのびのびと学んで人間としての基盤を固め、自分の興味に基づいた強みを育てて、自信を持って社会に羽ばたいていける人になってほしいと願っています。

PICK UP

授業風景 授業風景 授業風景 授業風景

『ことばと人文学』

多彩な分野を楽しく学ぶ!複数の専任教員によるオムニバス授業。

意思伝達のツールとしての「ことば」はもちろん、人文学の根幹を成すものとして「ことば」を学びます。担当するのは複数の専任教員。それぞれの専門分野による多彩な切り口から講義を展開するため、世界の社会や文化のつながりを理解し、多角的に思考できるようになります。また教員の研究領域や手法とともに、研究視点の柔軟性や多様性も理解できるため、自身の研究テーマ構築の土台づくりにもつながります。

『文章表現法』

文章を書くほどに育つ! 深く考える力と能動的に学ぶ姿勢。

『文章表現法』

文章を書くほどに育つ! 深く考える力と能動的に学ぶ姿勢。

授業風景

大学では、レポートなどで長文を書くことが多くなります。そのため書く技術、即ち「アカデミックライティングスキル」の基礎を身に付けます。授業内容を200字程度にまとめることから始め、少しずつ慣れるよう訓練を積んでいきます。文章は担当教員が一人ひとり丁寧に指導。自分の考えを自分の「言葉」で再構築し、要約して文章化すると、能動的に学ぶ姿勢が育ちます。こうした技術は、就職活動や社会生活においても役に立つはずです。

日本文化分野について

日本人としてのアイデンティティを育む。

グローバル社会で活躍するためには、英語や中国語の力の前に、日本人として「何を、どう語るか」がベースになります。そのため本学の基礎教養では、日本語力と日本文化の理解を重視しています。日本語や日本文化を多角的に学んで正確な知識を身に付け、体験を通して日本人ならではの感性や美意識を育てましょう。おのずと他文化への理解も深まるはずです。

3つの学びのフィールドを行き来して学び、あらゆる角度から日本を理解します。

履修モデルのステップ表
松村 美奈 教授
昔を学んで、現代を理解する。高い専門性を磨いて。
松村 美奈 教授
江戸時代の小説・説話の変遷が研究テーマです。担当する授業「江戸の絵本を読む」では、『桃太郎』や『かちかち山』などを取り上げ、現代に伝わる作品と比較検討していきます。昔を知ることは、今を知ることにつながります。さまざまな文化が発展した江戸時代は、現代と共通する部分も多いので、新鮮に感じられるのではないでしょうか。他に、国語教育関連の授業も担当しています。豊かな教養と高い専門性を身に付けた国語科教員をめざしてほしいと思います。
内田 吉哉 准教授
あのマンガも、歴史資料になり得る!?楽しく教養を深めよう。
内田 吉哉 准教授
私は、普段は屏風絵や絵巻物などの絵画史料を用いて、日本の都市文化や景観の歴史を研究しています。担当する授業「絵画で読む日本史」では、古代から近現代まで通して講義するために、その時代ごとの絵画を史料として用いるほか、多くのビジュアルを多く取り入れて進めていきます。例えば昭和期の歴史を学ぶとなれば、当時のマンガも時代の空気を描いた史料となり得るのです。ぜひ日本文化を学び、教養と嗜みが深い大人になってほしいと思います。
佐藤 良太 准教授
〈ことば〉は〈文化〉自分を知り他者を理解する鑑識眼を養おう。
佐藤 良太 准教授
夏目漱石を研究している私は、〈文学〉と〈時代〉の関わりに興味を抱き続けてきました。近現代に生きた日本人の優れた文学を学ぶことは、時代の〈心性〉に肉迫し〈文化〉を知ることにつながります。一言で言えば〈文学は文化〉そのものなのですね。〈多文化共生〉は、〈自文化〉を知ることから。〈他者〉への理解は、まず〈自己〉を知ることに始まります。日本の近現代文学を通じて〈自文化〉への見識を深め、〈異文化〉理解の鑑識眼を養いましょう。
畠山 大二郎 准教授
古典文学から学ぶ、豊かな言葉表現や多様性を理解する心。
畠山 大二郎 准教授
平安時代の文学と服飾を研究しており、担当する授業では着物のほか扇や冠、漆器など多くの現物資料を見せながら時代背景を話しています。伝えたいのは、古典文学を読む意義です。千年前の書籍が読めるのは決して偶然ではなく、多くの人の意思によって残されてきた必然的なこと。世界から評価される日本文化や日本文学を誇りに思い、豊かな言葉表現を吸収してください。そして現代とは異なる常識や倫理観を知り、多様性を理解する心を養ってほしいと思います。
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